ネオマ耐火スパンウォール

鉄骨造金属外装下地専用
耐火高断熱パネル
木毛セメント板複合高性能フェノールフォーム


壁30分・60分耐火構造
更なる形状が追加され適用可能な金属外装材の範囲が拡大されました。
- 耐火性 壁30分、60分の耐火構造を取得、多くの建物に対応できます。
- 断熱性 ネオマフォーム厚は25~50mmまで対応、高断熱の建物に対応できます。
- デザイン性 意匠性の高いスパンドレル鋼板にも幅広く対応、優れたデザインに対応します。
- 現し仕上げ 内装なしの設定のため、現し仕上げも可能です。
- 外張り断熱 外張り断熱で躯体を保護、面倒な熱橋計算も不要です。

施工状況

内装仕上がり状況

ネオマ耐火スパンウォール 外観

製品規格
構 成 | |
断熱材 | 複合材料 |
ネオマフォーム JIS A 9521フェノールフォーム断熱材1種2号CⅡ JIS A 9511A種フェノールフォーム保温板1種2号C | 木毛セメント板 (JIS A 5404) |
耐火性能 | 品番 | 厚さ(mm) | 幅×長さ (mm) | 重量※1 (kg/m2) | EI認証 対象 | 熱抵抗※2 [(m2・K)/W] | |
ネオマフォーム | 総厚 | ||||||
30分 耐火構造 | 20M-25 | 25 | 45 | 910 × 1820 | 16.7 | ● | 1.3 |
20M-30 | 30 | 50 | 17.0 | ● | 1.5 | ||
20M-35 | 35 | 55 | 17.1 | ● | 1.8 | ||
20M-50 | 50 | 70 | 17.5 | ● | 2.5 | ||
60分 耐火構造 | 25M-25 | 25 | 50 | 910 × 1820 | 25.9 | ● | 1.3 |
25M-30 | 30 | 55 | 26.0 | ● | 1.5 | ||
25M-35 | 35 | 60 | 26.1 | ● | 1.8 | ||
25M-50 | 50 | 75 | 26.5 | ● | 2.5 |
壁の断熱性能計算例
(木毛セメント板の熱抵抗を加味した計算)
耐火性能 | 品番 | 熱貫流率※3 [W/(m2・K)] |
30分 耐火構造 | 20M-25 | 0.65 |
20M-30 | 0.56 | |
20M-35 | 0.49 | |
20M-50 | 0.36 | |
60分 耐火構造 | 25M-25 | 0.63 |
25M-30 | 0.55 | |
25M-35 | 0.48 | |
25M-50 | 0.36 |
※1 | ネオマフォーム厚さ20mm品(20M-20、25M-20)は2025年3月で発売を終了します。 |
※2 | 重量は標準的な重量を示しています。 |
※3 | ネオマフォーム単体(複合材料の断熱性能を含まない)の断熱性としています。 |
※4 | 壁体はネオマフォーム及び木毛セメント板のみで構成され、かつ以下の数値を用いて算定しています。 木毛セメント板熱伝導率:0.13[W/(m・K)]、木毛セメント板の熱抵抗[(m2/K)/W]:30分耐火構造の場合 0.15、60分耐火構造の場合0.19、室内側熱伝達抵抗:0.11[(m2・K)/W]、室外側熱伝達抵抗:0.04[(m2・K)/W] |
■ 優良断熱材(EI)認証制度について
「優良断熱材認証制度」は一般社団法人 日本建材・住宅設備産業協会が優れた品質管理のもとに安定した断熱性能を有する
優良断熱材(EI)を認証する制度です。
省エネ基準適合義務化の断熱性能の確認において、JISと並ぶ第三者認証制度として利用できます。

一般部 水平断面詳細図

一般部 垂直断面詳細図


- ネオマ耐火スパンウォールは、ネオマフォーム面側を屋外側(木毛セメント板を室内側)になるように取付けてください。
- ネオマ耐火スパンウォールは、ネオマスパンビスⅠ(指定ビス)で、幅方向@455以下、長さ方向胴縁ピッチ以下で取付けてください。
※ビスは、ネオマフォーム部分を貫通させ、ビス頭が木毛セメント板表面まで達す るようにしてください。なお、ビス穴の補修は不要です。 - アルミ外装材は認定対象外となります。
- スパンドレル鋼板の取付けは、Φ5、L=65またはL=85の防錆性能の高いネオマスパンビスⅡ(指定ビス)をご使用ください(ビスの長さは断熱材の厚さに応じて選択ください)。
- 胴縁は −100×50×20×2.3以上とし、606mmピッチ以下とします。
- 胴縁の耐火被覆は不要です。(ロ準耐1に使用する場合を除く。)
- 木毛セメント板は耐火30分で20mm、耐火60分で25mmとなります。
- 60分耐火構造の目地部は、木毛セメント板の小口部に専用耐火目地材(熱膨張性目地材)を取付けます。(30分耐火構造の目地部は不要です。)
- 専用耐火目地材の取付けは、木毛セメント板部分にタッカー等を用いて@300程度で固定してください。
- ネオマ耐火スパンウォール突付部の横胴縁のだき合せ部に用いるつなぎ材は、PL-6×60×60mmの断面寸法以上としてください。


寸法
- ●厚 さ 0.40mm以上
- ●長 さ 12000mm以下
- ●働き幅 105mm以上
- ●山高さ 12mm以上
材質
①塗装溶融55%アルミニウム-亜鉛合金めっき鋼板(国土交通省大臣認定番号:NM-8697)
②塗装溶融亜鉛めっき鋼板(国土交通省大臣認定番号:NM-8697)
③塗装溶融55%アルミニウムマグネシウム2%合金めっき鋼板(国土交通大臣認定番号:NM-8697) 等
形状
〈スパンドレル〉(金属板断面積 5.3cm2/m以上)



〈角波鉄板〉(金属板断面積 4.3cm2/m以上)



金属板板面積(cm2/m):金属板の断面積を、外壁幅1m あたりに換算した値。
※金属板断面積については各金属外装メーカー様にお問合せください。
(寸法単位:mm)
■ 注意事項・補足
- 耐火認定(FP030NE-0183-5/FP060NE-0184-5)をご使用の場合、認定書をご確認いただき記載内容を遵守してください。また、使用材料は必ず弊社「ネオマ耐火スパンウォール」をご使用ください。
- ネオマ耐火スパンウォールは、複合(合成)耐火は取得しておりませんので、柱、梁等の耐火被覆が必要となります。
- パネル及び施工精度により、板間にわずかな隙間が生じる事がありますが、耐火性能上、特に問題はありません。
- ネオマ耐火スパンウォールは金属外装の下地材であり、表面仕上げ材ではありませんのでご注意ください。

柱四周耐火被覆処理例
その他、ネオマフォーム複合品製品も取り扱っておりますので
何かございましたらお気軽にお問合せ下さい!